人口35,000人の地方都市である中村市そしてJR四国が共同し、できる限り地球環境に配慮したこの施設を生み出しました。それは計画当初から、つまりどのように計画することが『グリーンプロジェクト』なのか、そして設計、資材の調達方法、建設方法は言うに及ばず、建設現場でも細心の注意が払われました。オーナー、町の人々、建築家プランナー、エンジニア、建設会社、この施設にかかわる全ての人々が皆、地球環境にやさしい仕事をするようチームとなりました。
建物完成後は、従業員への教育を始め、エネルギー、資源、水、廃棄物など、できるだけ地球環境にやさしい、生きた建物となるよう運営しています。なぜならいくら良い建物を作っても良く運営しなければ、それはただの『箱』になるからです。
今では四国内のみならず、日本国内の遠方から、さらに海外からも、その人気が高まってきているこの「四万十いやしの里」は、中医学研究所、温泉とレストランのあるセンター棟、そして30室のホテル棟の3施設から成る、人と環境にやさしい複合施設です。